20091111
長崎新聞
11月11日記事
「眉山トンネル掘削/現場で小規模剥落」
「島原市の眉山のふもとで国が進めている
「眉山トンネル」(全長905m)の掘削工事現場で、
頂部の地盤が崩れる小規模な「剥落(はくらく)」が起こったことが、
10日分かった。

国交省雲仙復興事務所(同市)は応急処置を施し、
「剥落は想定内であり、安全性に問題はない」としている。

同事務所によると、3日夜、トンネル坑内から144m付近で、
頂部の地盤が約40立方メートル分はがれ落ちた。

現場では剥離した箇所にセメントを吹き付け、
エアモルタルを充てんする補強対策を8日までに完了。

同事務所は12日に開く「施工管理委員会」で学識経験者らの意見を聞き、
今後の対策について検討する方針。

眉山トンネルをめぐっては、
市民有志でつくる「島原の水を守る会」が
「湧水(ゆうすい)への影響が懸念される」などとして
建設中止を求める署名活動を展開している。

同事務所は「これまでの工事では、剥落した箇所も含め、
トンネル内での水の湧出はみられない」としている。
眉山トンネル工事中止署名運動

水屋敷主人の日記