20100527
社会科見学
愛知大学付属名古屋中学校
*9/4に報告冊子「羅針盤」が届きました。

↑クリックしてください↑
*6/4に、丁寧なお礼状が届きました。
《事前質問事項》

◎何故?水屋敷の再生を試みたのか?

 ・目的:交流人口を増やす→島原を元気にする。

◎水屋敷の魅力とは何か?

 ・湧き水が豊富なまち島原らしいトコ。明治の和洋折衷の木造建物は、西洋文化の窓口/長崎らしい。

◎何故?水屋敷にカフェを開こうと思ったのか?

 ・平成7年〜16年の10年間は「見学のみもOK」平成17年〜「喫茶店」へ変更。
 ・縁側でのんびりする(時間を過ごす)為にはカフェが最適。

◎建物を管理する上で大変なこと

 ・できるだけ当時のままで残すこと→最終的には予算。モチロン自腹。公的な助成は一切受けてない。
 ・来場者のマナー

◎カフェを開いたことで、どんな影響があったか?

 ・島原のまちを散策する方々のポイント。

◎水屋敷への想い

 ・自分の家なので思い出もあるし、できればそのまま残していきたい。

◎幅広い年齢層に水屋敷の良さを伝える為にどんな工夫をしているのか?

 ・いろんな広報:紙(ガイド誌、タウン誌、自作散策地図&カード、)
  TV(各種取材)インターネット(HP、各種SNS、)

◎様々な古い建物を残す意義とは?

 ・地域の古い建物には、その地域の歴史がある→その地域「らしさ」

◎文化財は展示することが一般的だがどうしてカフェにしようと思ったのか?

 ・最終手段は「展示&入場料」。その前に自分でできることを提案&努力していきたい。
☆参考資料☆
20100527

愛知教育大学付属名古屋中学校 FW長崎の生活 2010.5.27.(木)11:00〜12:00  1名

「古い建物の活用法」  http://www.mizuyashiki.com/

自己紹介

 石川俊男 46歳  島原15年、長崎3年、東京5年、大阪2年、で、25才で島原へ戻り21年。
 平成元年から、実家の「とみや呉服店」に戻り、平成3年の大火砕流から3年の噴火災害を経て、
 平成7年(14年前)に、万町アーケードで「しまばら水屋敷」を始める。かんざらし&招き猫&なしタコ(冬)。
 地元商店街、スタンプ事業、商工会議所、地元まつり、などでの各種責任者の経歴アリ。
 旅好き:日本全国をバイクで一人旅 アメリカ大陸横断をバスで一人旅。
 硬式テニス:学生時代、関東学生テニス連盟理事など。           http://mizuyashiki.com/


☆島原の現状☆

島原半島の人口 日本:1億2700万人 長崎県:150万人  愛知県:740万人 名古屋市:225万人
  島原半島:15万人 (島原市:4万8千人 雲仙市:4万8千人 南島原市:5万人)
  2025年 島原半島:12万5千人 (統計情報研究開発センター推計) 15年後:3万人(2割)減


☆まちの活性化☆  *大前提:島原半島は人口が減るまち
 1.土地が活性化する為には、「定住人口」が増えるのが一番
 2.日本全体の人口が減る(2006年ピーク)のに、島原だけ増える可能性は低い
 3.ぢゃあどうする?
 4.「交流人口」を増やそう!(交流人口=観光、視察、などなど)
 単純に言うと、年間365人島原に来れば、定住人口が1人増えたこと
        年間365万人が来れば、定住人口が1万人増えたこと  水屋敷9万人=300人増やした。

島原半島の魅力
手つかずの自然も多く、たいへん意義のある歴史もある素晴らしいふるさとです。
まったく新しいものを作るより、今まであったものを生かして、経済活動をともなう状態にするのが自然。
    例)森岳まちづくり  青い理髪舘、猪原金物店(速魚川)、ほか

全国でも有数の素材の宝庫!
  例)手延べそうめん 全国二位の生産量    木蝋(もくろう) ハゼの木から採れる良質の植物性蝋 
    支石墓(ドルメン) 縄文時代のドルメンは世界有数    手打ち刃物、手づくり線香、
    温泉(雲仙、小浜)、南蛮貿易の歴史、農産品、海産物、などなど

「島原らしさ」とは何か?を、住民一人一人が意識し、各々ができることから取り組んでいけば、
より良いふるさと島原になり、自然と交流人口は増加します。

島原の水について 日本全国「水の都」といわれているところはたくさんあります。
しかし、まちなかにこれだけの湧水があふれているところは島原ぐらいでしょう。
何故?まちなかに湧き水が豊富か?200年前の普賢岳噴火による地殻変動が原因 「島原大変肥後迷惑」
「自然の驚異」と「自然の恵み」という「自然の両面性」を感じられるふるさとです。

広報の重要性(マスコミ&ネット)  情報は発信しないと受けてもらえない。
 Yahoo、Mixi、携帯ネット、ほかでの情報発信 → 交流


☆島原半島の将来像☆
「地元のお客様」が一番大事ですが、地元のお客様「のみ」でいいのか?
「交流人口」を意識した経営戦略が必要 ← 「交流人口」の呼び込みに取り組む
  ◎「量より質」の時代の到来  100円ショップの対極
  ◎「情報発信」インターネットできないとダメ  「広報」の重要性

既存の組織(システム)は、田舎ゆえのしがらみで?機能してないものが多い。 理想と現実のギャップ

ぢゃあどうする?

「情報の共有化(ネット)」の考えで、意志のある人間の絆を広げていくしかない。
  個人で責任(リスク)を背負って、動くほうが小回りがきいて楽。
「行動」のともなわない「議論」は「無意味」。 批判のみではなく、対案を出す議論(提案型)。

いろんな情報を、ちゃんと吟味(リテラシー)して、受け止める。
「鵜呑みにしない」ことが大事。自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分で判断する。
「げなげな話」を信じない。参考程度にとどめる。
 
バランスが大事ですので「のみ」の人にならない。
「〜しなければいけない」という強迫観念ではなく、「〜したい」という能動態でいたい。
想定外のことが起きても、前向きに楽しみましょう!「まちづくり」は「その土地に住む人の意思を映す鏡」

「過去と他人は変えられないけど、自分と未来は変えることが可能!」

水屋敷主人の日記